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独断の偏見の不動産選び・家は人なり

 新築のモデルハウスを見るとそれなりに素敵な家具調度品でステージングされていて、思わず買いたい気持ちにさせられるようになっています。いざ購入してみるとAfter, Beforeになり何でこうなる? 随分違うというぐらい個々の個性が発揮されます。 もちろんモデルホームはアップグレードされていて素材もいいものを使っていて、家具などもそれなりのものが使用されている上、余計なものがないのでスッキリきれいに見えます。

 家を扱っていると本当にそこのオーナーの個性が家に現れています。 ウェルカムなのだけれど落ち着かない家:これは二通りあって、異常なくらい綺麗な家と汚くしている家です。 モデルハウスのごとく綺麗にしていて、カーペットも白っぽいものを使っているところは、ちょっとでも私物を置いたり、間違ってワインなどこぼしたら怒られる?と気をつかってしまって疲れさせられるという家、そして散らかり放題の家はどこに座っていいのかわからない、このカップ本当に綺麗に洗ってるの?と思うぐらいの家でこれもたある意味落ち着かない家です。双方の家のオーナーはだいたい好い人が多いのですが、性格が家に表れているということでしょうか? 

 アメリカは家族構成に合わせて家を住み替えが普通のことなので中古物件の販売が主流でまた、中古物件の100年以上の物でも価値があります。特にサンフランシスコとその周辺は築80年から100年の物件が多く、ミリオン以上で取引されています。

 老夫婦の住んでいた家を売却した時はミッドセンチュリー風の家、それを購入した若いファミリーがモダンミッドセンチュリー(最近流行っているため)にリモデルすると

現代風ミッドセンチュリーに生まれ変わりおしゃれな昭和時代に見たアメリカの再現。

 ホームオーナーが変わるだけで家の雰囲気もガラリと変わるところが興味深いところです。